IQ Magazine International QUilts http://www.allamericancrafts.com/ |
アメリカのキルト専門紙に掲載
キルト作家 関田陽子さん
2002年から関田さんのキルト作品を写真に収めさせていただいている
各作品にクレジットとして Photo By H.Okamura と入った・・・凄いことがおきたのだ!
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(雑誌の表紙)
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(雑誌の目次) 左下に関田さんの紹介 |

(12−13ページ)
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夢が現実になった話し?
・・・とっても嬉しかったこと!
最初に、断っておくが、あくまでもキルトの説明ではない。
申し訳けないが、自分と関田さんと写真のことについてのお話です。
キルト雑誌については・・・英語がまったく解らないので説明のしようがないのではじめに言い訳けと断りを言っておきます。
・・・「すいません!」
カメラマンが夢にまでみる、本・雑誌の表紙に自分の撮影した写真が掲載されることは、一般のアマチュアカメラマンからすると未知の世界であり“無”に等しい。
いくら、編集部にお願いしても夢の叶うものではない。
ましてや、いきなり初めての雑誌社に対して自己紹介も無しには考えにくい。
ただ、偶然というか奇跡というか・・・、満たされる条件があるとすれば、それは他力本願(本当の意味は違う)というか他人任せという力を借りて叶うことがあるだろう。これも希望しても叶うことは難しいだろう。
もちろん、他人任せで自分は何もしないというのではなく、寄り添って助け合って行動を共にすることだと思っている。(私の勝手な考え方)
運よく共に前進できて幸運を授かればこのうえ幸せなことはないと信じている。
なんて、自分本位的な考えばかり言っては駄目だ。
今回の雑誌の表紙に掲載という快挙は・・・
なんと言っても「関田陽子さま」の作品が凄かったのです。
私の場合は雑誌に掲載なら、1999年から現在に至るまでに六十数回で1000枚以上の撮影した写真を載せていただいている。それも全国誌で毎月7〜10数万部の販売をしていた雑誌。
現在でも別の雑誌社で季刊誌であるが連載でカラー2ページを受け持ってwriter&photograperをさせていただいています。
しかしながら今回の掲載は少し違う意味でとても嬉しい。
関田陽子さんのキルトを初めて目にしたのは、2002年のことで、知人のギャラリーで展示されている時が最初で目を見張るものがあった。
自分が知っているキルトは、布を貼りあわせて作られたものとして認識されていただけだった。(キルトの世界を知らなかっただけですいません。)
それが、関田さんのキルト作品を見た瞬間にカメラで収めたいと感じてギャラリーのオーナーにお願いして撮影させてもらったのが2002年のこと。
当時使い始めた一眼デジタルカメラで撮ったあとにパソコンでみると針と糸と生地の織り成す繊細な作りと細部をみると物語があり笑えるほど愉快な気持ちになった。
作品とは・・・こいうものなのか?
見る人の気持ちを包み感情を揺さぶり心を動かすことのできる、なにか得たいの知れない力を持っていると感じた。
関田さんの作品は毎年のようにギャラリア風の巣で作品展をされ、なぜかフット(招待状もきていた)寄ってみると展示をされていることがあって、2006年にもオーナーさんに頼まれて撮影はしたこともあった。
そして、2011年の春にギャラリーのオーナーさんから、2006年に撮影した画像を使っても(雑誌社に送っても)いいかと聞かれた。
どうせなら、撮影機材も良くなったのでもう一度撮影したいとお願いした。
関田さんにも作品を借りて撮影することになった。
なので・・・撮影した画像を使っていただくことに関して断る理由もないので、「ハイ、ぜひともお願いします」と二つ返事で承諾した。
その時には、アメリカの雑誌に掲載されるかも知れないとしか聞いてなくて、何ページとか何作品になるのかはまったく知らなかった。
関田さんからギャラリーに送られてきた作品は十数点で、なぜか本気モードに入る自分が解った。持っている照明器具とカメラ機材とパソコンをギャラリーに運びこんだ。
私は、室内撮影は得意としないが、時には印刷会社からの依頼で書道や多数の作品を依頼されていたので、なんとなく自己流ではあるが室内での撮影はやったことがあった。
撮影してパソコンで色調や色彩や明度やコントラストなどを確かめ、カメラに数字をセットして白トビしないように撮影。
これがただ手持ちで撮影したものが小さくても掲載されるというのではなく、ある程度大きなサイズでカラー印刷にも絶対に耐えられるだけのモノに仕上げられることを前提に撮影したつもりだった。
また、初めてみる作品が雑誌社の編集部の方が見たときに、綺麗な画像と印象を与えたいという気持ちもあった。
「作品の凄さを伝えること」
「それは驚くほど綺麗な画像であること」
「印刷しても針の縫い目が解ること」
という気持ちで撮っただけに今回の採用は嬉しく、カメラマンとして気持ちはいいものであった。
さすがに、何ページもカラーで掲載されるとは思ってもいなかったし、ましてや雑誌の表紙に採用されることは驚くだけである。
カメラマンとしての全ての力を使い果たし、幸運を使いきったようにも思えてしかたない。
また、勝手な思いではあるが、カメラを向けようとした作家がこの世に名声をあげる人(あげた人)を見分ける自分が誇らしい・・・少し格好よすぎるかな?
とにも・かくにも・・・
関田陽子さんの作品が凄いのはいうまでもない。
2012年春には作品がヨーロッパ・フランスのキルト展覧会に20作品ほどが展示されるように話が進んでいる。それと同時にフランス・ドイツ・イギリスと販売されているキルト雑誌からの掲載依頼も来ている。
どうやら、同じ画像が採用されてそこにはクレジットとして “Phto by H.Okamura”と入るらしい。(掲載されまではなんとも言えないのが雑誌業界)
春に撮影した写真が・・・
半年後にアメリカ。
1年後にヨーロッパで雑誌に掲載されることは・・・
まったく言って自分の写真とは思えないくらい遠い存在となってしまったようだ。
今後、これ以上のことが起こるのか、かなり心配している。
本当に、関田さんありがとうございます。
いつか、逢える日を楽しみにしています。
2011年12月 とっても気持ちのいい日 by H.Okamura
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(クレジットの説明)
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(14−15ページ)
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(18−19ページ)
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(左20ページ)
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